Archives: 皮膚疾患

デイサービスやショートステイの利用後、体のかゆみを訴える方がいらっしゃいます。通常の湿疹治療には反応せず、指の間、脇の下、へそ周り、またの付け根、男性では陰嚢や陰茎にブツブツが多発する場合、疥癬虫が皮膚表面に寄生して炎症 […]

顔面に多い基底細胞癌や足の裏に多い悪性黒色腫などは黒い色素を持ち、ホクロと思われがちですが、急に大きくなってきたり、こすれると簡単に出血したりするなどの悪性腫瘍のサインが見られます。ダーマスコピーという拡大鏡で詳細に観察 […]

露出部にできるしみの中でも赤味がかったり、かさつきが続くもの中にはは紫外線の影響で前癌状態の場合があります。放置すると大きくなり本当の有棘細胞癌（皮膚がん）になるため、切除したり、炎症を起こして腐らせるベセルナ軟膏治療を […]

首や脇など衣類が擦れやすい部位では粟粒大から米粒大までの常色〜黒褐色の軟性繊維種という柔らかいいぼができることがあります。見た目が気になる方は冷凍凝固療法や炭酸ガスレーザーで綺麗になります。

境界のはっきりした褐色の色素斑が顔面や手の甲など、露出部に出てくることがあります。老人性色素斑という日光紫外線の影響による加齢性変化です。保険適応外ですがQスイッチレーザー治療の良い適応です。 両頬や額など広い範囲に対称 […]

長期間の臥床や麻痺などによる寝返り困難により、特定の部位（仙骨部やかかとなど）が自身の体重で圧迫され、血流が悪くなり皮膚の壊死を起こしてくる状態です。放置すると細菌感染を伴い、高熱が出ることがあります。創部の状態に応じて […]

高齢になると性ホルモンの減少により、皮脂の分泌も減少し、天然保湿因子の低下をまねき、皮膚は乾燥傾向になり見た目もひび割れたようになります。皮膚の乾燥により、刺激に過敏となり四肢にかゆみを生じてくるのが皮脂欠乏症や皮脂欠乏 […]