乳児・小児は皮脂の分泌が少ないため天然保湿成分も乏しく乾燥しやすい状態です。大人と同様に洗浄剤やスポンジを使用していると冬場には皮膚の乾燥からかゆみや湿疹を生じることがあります。入浴後には保湿剤の塗布、湿疹化した時にはステロイド外用を行います。

逆に体全体の汗腺の数は成人と変わらないため、夏場は汗による刺激であせも(汗疹性湿疹)が起こりやすくなります。近年の異常気象では、肌に直接風が当たらないようにしながら、適宜エアコンで温度調節しましょう。生じたあせもに対しては弱めのステロイドクリームが有効です。